企業の顔とも言える「会社案内パンフレット」。
その役割は単なる情報の羅列ではなく、企業の価値観や魅力を伝え、見る人に信頼感を与えることです。とくにBtoBの商談や採用活動、施設への設置など、様々な場面で活用されるため、「目的」「使われる場所」「届けたい相手」に合わせた構成・デザインが重要です。
この記事では、会社案内パンフレットを効果的に機能させるためのポイントを、デザインの観点からご紹介します。
パンフレットの目的を明確にしよう
まず最初にすべきことは、「このパンフレットは何のためにつくるのか?」という目的をはっきりさせることです。
たとえば、
・新規取引先への営業用資料として使うのか
・採用イベントで学生に配布するのか
・店舗や施設に設置してサービスを紹介するものなのか
目的によって、掲載する情報や表現方法はまったく変わってきます。営業ツールであれば「実績」や「取引先」などの信頼要素が重視される一方、採用目的なら「社内の雰囲気」や「社員インタビュー」といった共感を呼ぶコンテンツが有効です。
制作前に明確なゴールを設定しておくことで、内容に一貫性が生まれ、読み手にとってもわかりやすい構成になります。



「どこに置かれるか?」で変わるパンフレットの設計
パンフレットが「どこで」「どのように」手に取られるのかも、デザインを考える上で重要な視点です。
例として、
・オフィスの受付:しっかりとした厚みと高級感がある仕上がり
・展示会やイベント:持ち運びやすさや目を引くビジュアル重視
・店舗や病院など:見やすく安心感を与えるデザイン
このように設置場所によって、サイズや紙質、ページ構成、レイアウトの工夫が求められます。
壁に置くA4三つ折りなら、一目で情報が整理されて見える構成が理想的ですし、ブックタイプのパンフレットであれば、読み進めてもらえるストーリー設計が必要です。
「どう使われるか」を想像することで、より効果的なツールへと昇華させることができます。


「だれに届くか」を意識したレイアウトとデザイン
パンフレットは“誰に読んでほしいのか”によって、デザインの方向性が大きく変わります。ターゲットを明確にすることは、パンフレットの成否を左右する大きな要素です。
たとえば、
・経営層に向けるなら、信頼感と上質さを演出するシンプルで整ったレイアウト
・学生向けなら、親しみやすさや明るさを意識したカラーやイラストの活用
・一般消費者向けなら、安心感・分かりやすさを重視した視線誘導のある構成
「誰の目に触れるのか」を意識すれば、フォントサイズ・文字量・写真の選定まで、すべてが変わってきます。デザインの見た目だけでなく、「伝えたいことが伝わるか?」という視点が欠かせません。



実例
まとめ
目的×場所×ターゲットで考えるパンフレット制作
パンフレットの制作で大切なのは、「何を伝えるか」だけでなく、「誰に、どこで、どんな風に」伝えるかという全体設計です。
① 目的を明確にする
② 設置場所・使用シーンを想定
③ ターゲットに合わせた表現を選ぶ
この3点を意識することで、パンフレットは単なる資料から、企業の魅力を伝える有力なコミュニケーションツールへと進化します。
私たちのデザイン事務所では、ヒアリングを通じて貴社の目的やターゲットを深掘りし、それに合った最適なパンフレットデザインをご提案しています。会社案内のパンフレットでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
“読まれる”より“選ばれる”ためのデザインを。

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