「メリハリがあるデザイン」と聞くと、なんとなく“見やすい”“整理されてる”という印象を持つ方が多いのではないでしょうか。その通り、メリハリは“伝わるデザイン”をつくるうえで、とても大事な要素なんです。
特にWebや紙媒体でよく使う「文字」において、サイズや太さの使い分けをきちんと意識することで、読みやすさ・理解しやすさ・印象の強さがガラリと変わります。
文字の大きさで伝え方が変わる
文字のサイズは、情報の「優先順位」を視覚的に伝えるためのツールです。
・見出しは大きく、目立たせる
・本文は読みやすい大きさをキープ
・補足情報は少し小さめに
これを守るだけでも、全体の情報構造がグッと明確になります。
たとえば、全部同じサイズの文字で書かれた記事を想像してみてください。どこが重要で、どこが補足なのかパッと見ではわかりませんよね。読み手の頭の中で情報を整理してもらうのではなく、デザインの段階でこちらが整理してあげましょう。
文字サイズの基本ルール(Webの場合)
Webサイトでよく使われる文字サイズの例をあげると…
・見出し(h1〜h3):24〜36pxくらい
・本文:16〜18pxが一般的
・キャプションや補足:12〜14px
これらはあくまで目安ですが、画面サイズや閲覧デバイスに合わせて適切なサイズ感を調整することが大切です。スマホで見るときに小さすぎる文字はNG!
太さや色でもメリハリを!
文字のメリハリは、大きさだけでなく太さ(ウェイト)や色でも表現できます。
・見出しは「太め+大きめ」で目立たせる
・本文は「標準の太さ」で読みやすく
・強調したい部分だけ色を変える(使いすぎ注意!)
たとえば、「重要です」のところだけ太字にしたり、注目させたいキーワードを赤にしたりすることで、視線を自然と誘導できます。

余白とのバランス
メリハリをつけたら、文字のまわりの余白とのバランスも重要です。
見出しと本文の間が狭すぎると、どこが切れ目かわからなくなってしまうので、スペースで「ここが区切りだよ」と示してあげましょう。
デザインは「見せたいものを際立たせる」ことが大切。余白もメリハリの一部なんです。

まとめ
「文字の大きさや太さなんて地味な話…」と思われがちですが、実はここが一番“効く”ポイントだったりします。情報の整理、視線の誘導、印象づけ──すべてが文字のメリハリから始まります。
デザインは「きれいに並べる」ことがゴールではなく、「ちゃんと伝わるように整える」ことが目的です。
「もっと見やすく」「もっと伝わる」デザインを目指すなら、まずは文字のサイズと使い方から見直してみてくださいね。
読みやすさは文字から生まれる

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