デザインを考えるとき、「どこに何を配置するか」には注目しても、「何も置かないスペース」にはあまり意識が向かない…という方、意外と多いのではないでしょうか。
でも実は、この“何もない空間”「余白(ホワイトスペース)」には、とても大きな力があります。
余白の使い方しだいで、デザインの見え方はぐっと変わりますし、見る人の印象や伝わり方にも大きな違いが出てくるんです。
今回はそんな「余白の可能性」について、デザイナーの視点からわかりやすくご紹介していきます。
余白とは
余白とは、文字や写真などの要素が置かれていないスペースのこと。白いスペースという意味で「ホワイトスペース」とも呼ばれていますが、必ずしも白じゃなくてもOK。要するに、“空けているスペース”全般のことです。
段落と段落の間・ページの端などの”大きな空間”、文字同士の間といった”小さな空間”と2種類あります。

余白がもたらす5つの効果
情報の整理
余白をうまく使うことで、パッと見たときに、どこに何があるかがわかりやすくなります。
そうすることで、見た人に「読みやすい・理解しやすい」印象を与えることができます。
視線の誘導
「ここを見てほしい!」という場所のまわりに余白をつくることで、自然とそこに視線が集まりやすくなります。
代表的なものがクリックボタンですね。ボタンの周りに適度な空間を作っておくことで、クリック率の向上につながります。
高級感・洗練感の演出
広めの余白があると、「ゆとり」や「洗練された雰囲気」を感じさせることができます。高級ブランドの広告や、アート系のサイトにも使われている技法です。

視認性の向上
文字や画像を詰め込みすぎてしまうと、ごちゃごちゃしてしまい読んだり見ているのがしんどくなってしまいます。適度な余白を入れることで、目が疲れにくくなり、かつ視認性・可読性の向上につながります。
ブランドの個性を表現
余白の取り方ひとつで、企業やブランドの価値観を表現できます。たとえば、親しみやすさを重視するブランドは狭めの余白、洗練さや静けさを演出したいなら広めの余白が適しています。

つい余白があると文字やイラストで埋めちゃおうとしちゃってました…
あえて余白を作ることが重要なんですね!
余白を活かすデザインのコツ
目的の明確化
「どこに視線を集めたいのか」「何を強調したいのか」といった目的を設定し、それに応じて余白を調整しましょう。
グリッドの活用
Web上では「グリッドレイアウト」、紙媒体では方眼紙を使用するなど、格子状のグリッドをベースにすることで全体のバランスが調整しやすくなります。
フォントサイズとのバランス
文字サイズや行間とのバランスが取れていると、読みやすさが格段にアップします。デザインとしても美しく見えるので、ここは要チェックです!
まとめ
余白はただの「空白」ではありません。余白をどう使うかで、デザイン全体の印象も、伝わる力も大きく変わるのです。「何を入れるか」だけでなく「何を入れないか」という意識もデザインにおいては重要な考えです。
「何もない」がすべてを引き立てることもあります!余白のチカラをうまく使って、デザインをもっと伝わりやすく、もっと魅力的なものにしてみてくださいね。
余白は“見えない主役”

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