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配色デザインの基本|ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーとは?

ホームページ、チラシ、ロゴ、パッケージ、看板——。
デザインを作るとき、「なんとなく好きな色」で配色を決めてしまっていませんか?

もちろん感覚も大切ですが、配色には“役割”があります。
色の役割を理解して使い分けるだけで、デザインは一気に整理され、伝わりやすくなります。

そのときによく使われるのが、
ベースカラー  メインカラー  アクセントカラー  という3つの考え方です。

この記事では、デザイン初心者の方にも分かりやすく、「ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー」の違いや考え方、配色のコツについて解説します。

目次

■ 配色は「好きな色」ではなく「役割」で考える
■ ベースカラーとは?
 ・ベースカラーが与える印象
■ メインカラーとは?
 ・業種ごとのメインカラー傾向
■ アクセントカラーとは?
 ・アクセントカラーは「使いすぎない」が正解
■ 配色バランスの基本「70:25:5」
■ 色数を増やしすぎない
■「きれいな配色」と「伝わる配色」は違う
■ 配色で迷ったら「まず白と黒」
■ まとめ

配色は「好きな色」ではなく「役割」で考える

配色でよくある失敗が、「全部目立たせようとしてしまう」ことです。

赤も使いたい!青も使いたい!黄色も入れたい!文字も強調したい!
と、色を増やしていくと、情報が整理されず、見づらいデザインになります。

逆に、配色が上手いデザインは、色ごとの役割が明確です。
・背景になる色
・主役になる色
・強調するための色

この考え方を体系化したものが、「ベース・メイン・アクセント」の3色設計です。

ベースカラーとは?

ベースカラーは、デザイン全体の“土台”になる色です。
背景や余白など、面積がもっとも広く使われる色であり、全体の印象を静かに支える役割を持っています。

以下のような落ち着いた色がよく使われています。

ベースカラーは主張しすぎないことが重要です。
もし背景色が強すぎると、文字や写真よりも背景が目立ってしまい、情報が読み取りづらくなります。
つまりベースカラーは、「目立つための色」ではなく、「他の要素を引き立てるための色」です。

ベースカラーが与える印象

白ベース:清潔感・シンプル・誠実・ミニマル
黒ベース:高級感・重厚感・スタイリッシュ
ベージュベース:やわらかさ・ナチュラル・安心感
グレーベース:落ち着き・都会的・上品

例えば、病院や士業サイトでは白系が多く、ラグジュアリーブランドでは黒系が多いのは、こうした印象設計があるからです。

メインカラーとは?

メインカラーは、そのデザインの“主役”になる色です。
ブランドイメージやサービスの特徴をもっとも強く表現する色であり、「その会社らしさ」を作る重要な役割があります。
企業ロゴの色が、そのままメインカラーになることも多いです。

例えば、
♦ 青:信頼感・誠実
♦ 赤:情熱・活気
♦ 緑:自然・安心
♦ オレンジ:親しみ・元気
など、色には心理的イメージがあります。

そのため、メインカラーは「好きな色」で選ぶというより、“どう見られたいか”で決めることが重要です。

業種ごとのメインカラー傾向

実際に、業種によって使われやすい色には傾向があります。

青系
・IT企業
・士業
・医療
・BtoB企業
「信頼感」を重視する業界で多く使われます。

緑系
・福祉
・自然系サービス
・エコ関連
安心感ややさしさを伝えたい場面に向いています。

赤・オレンジ系
・飲食
・イベント
・スポーツ
エネルギー感や楽しさを演出しやすい色です。

AmZスタッフ<br>Yさん
AmZスタッフ
Yさん

もちろん絶対的なルールではありませんが、
色には“無意識の印象”があるため、業種との相性は重要です。

アクセントカラーとは?

アクセントカラーは、“視線を集めるための色”です。

デザインの中では、以下のものによく使われています。
・ボタン
・見出し
・重要な情報
・CTA(お問い合わせ・申込み)

つまり、「ここを見てほしい」という場所に使う色です。

アクセントカラーは、面積を小さく使うことがポイントです。
例えば、赤を全面に使うと疲れるデザインになりますが、小さく使うことで強い視認性を発揮します。

アクセントカラーは「使いすぎない」が正解

よくある失敗が、アクセントカラーを多用してしまうことです。
本来アクセントとは、“少ないから目立つ”ものです。
全部が強調されると、結果的に何も目立たなくなります。

例えば、
・ボタンも赤
・見出しも赤
・アイコンも赤
・枠線も赤
となると、視線誘導が機能しません。

アクセントカラーは、「ここぞ」という場所だけに使うことで効果を発揮します。

配色バランスの基本「70:25:5」

配色にはよく使われる黄金比があります。
・ベースカラー:70%
・メインカラー:25%
・アクセントカラー:5%

これは絶対ではありませんが、非常にバランスが取りやすい比率です。

例えばWebサイトなら、
・背景:白
・見出し/パーツ:青
・ボタン:オレンジ
このような色の構成にすることで、アクセントカラーが少ないからこそ、CTAボタンが目立ちます。

色数を増やしすぎない

初心者ほど、「色を増やしてデザインしよう」と考えがちです。
しかし、実際には色を減らす”ほうがデザインは整います。

おしゃれに見えるデザインほど、実は使っている色数が少ないことが多いです。

特にWebデザインでは、
・ベース1色
・メイン1色
・アクセント1色
を基本に考えるだけで、かなり整理されます。

そこに必要に応じて補助色を追加するイメージです。

「きれいな配色」と「伝わる配色」は違う

ここは非常に重要です。
配色を考えるとき、「きれいかどうか」だけで判断してしまうケースがあります。
しかしデザインは、アートではなく“伝達”です。

例えば、
・CTAボタンが目立つか
・情報の優先順位が分かるか
・迷わず読めるか

つまり、配色は「美しさ」だけでなく、「機能性」も必要なのです。

配色で迷ったら「まず白と黒」

配色に迷ったときは、まず色を増やすのではなく、白・黒・グレーだけで組んでみるのがおすすめです。
その状態でレイアウトや情報整理ができていれば、あとから色を加えても崩れにくくなります。

逆に、色がないと成立しないデザインは、構造でごまかしている場合があります。
デザインは、色を足すより、“整える”ほうが先です。

まとめ

ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーは、単なる配色テクニックではありません。
「どこを支え、どこを主役にし、どこを目立たせるか」を整理するための考え方です。

・ベースカラー:土台
・メインカラー:世界観
・アクセントカラー:視線誘導

この役割が整理されるだけで、デザインは驚くほど見やすくなります。
配色に迷ったときは、「この色は何の役割なのか?」を考えてみてください。

“好きな色を並べる”から、“伝えるために色を使う”へ。

それだけで、デザインは大きく変わります。

 

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