「理由は説明できないけれど、なんとなくダサい」
デザインの相談を受けていると、この言葉を耳にすることは少なくありません。
ホームページやチラシ、SNSのビジュアルなど、
一つひとつの要素は間違っていないはずなのに、全体としてしっくりこない。
多くの方は、この違和感を「センスの問題」と考えてしまいます。
ですが実際には、その“なんとなく”の正体はかなりはっきりしています。
そしてそれは、才能や感覚ではなく 設計の問題 であることがほとんどです。
「なんとなくダサい」は感覚ではなく、情報処理のズレ
人はデザインを見た瞬間、無意識のうちに多くの判断をしています。
読むか、読まないか。
信頼できそうか、そうでないか。
自分に関係がありそうかどうか。
このときにストレスが生まれると、
人は「ダサい」「見づらい」「よくわからない」と感じます。
つまり、ダサさの正体とは
視覚情報がうまく整理されていないことによる違和感です。

「なんとなくダサい」原因
原因① 情報を詰め込みすぎている
よくあるのが、「大事な情報だから削れない」という状態です。
その結果、ページには次のような要素が並びます。
・伝えたいことが同じ強さで並んでいる
・何を一番見てほしいのかわからない
・視線の流れが設計されていない
情報が多いこと自体が問題なのではなく、
情報に優先順位がないことが問題なのです。

原因② 文字の扱いが雑になっている
内容が良くても、文字まわりが整っていないだけで
デザインは一気に素人っぽく見えます。
特に影響が大きいのは、
・フォントの数が多い
・行間が詰まりすぎている
・1行の文字量が長すぎる
といった部分です。
人は文章を「読んでから評価する」のではなく、
読めそうかどうかで評価しています。

原因③ 色にルールがない
「目立たせたい」が重なると、色はどんどん増えていきます。
その結果、
・どこが重要なのかわからない
・全体が落ち着かない
・チープな印象になる
という状態が生まれます。
洗練されて見えるデザインほど、
使っている色は驚くほど少なく、役割が明確です。


原因④ 写真と余白が足りていない
写真の明るさやテイストがバラバラだったり、
余白がなく詰め込まれていたりすると、
それだけで「急いで作った感」が出てしまいます。
余白は無駄ではなく、
情報を整理し、信頼感を生むための重要な要素です。
「なんとなくダサい」を言葉にできると、デザインは変わる
多くの人がデザインに苦手意識を持つ理由は、
違和感をうまく説明できないからです。
ですが、
・情報の整理
・視線の流れ
・文字と余白
・色と写真の統一感
こうして分解して考えると、
ダサさの正体はとても論理的で、再現性があります。

まとめ
デザインは「見た目」ではなく「伝える設計」
デザインの目的は、かっこよくすることではありません。
伝えたいことが、必要な人に、正しく伝わること。
もし今、
「なんとなくダサい」と感じるデザインがあるなら、
それはセンス不足ではなく、
設計を見直すタイミングが来ているだけかもしれません。
ダサいと感じる、その感覚こそがセンス。

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